陶工について

 土、水、炎、そして作陶と共に在ることで大きな「安心感」を感じていると陶工・松川広己は語ります。
 三人兄弟の長男として愛知県西尾の農村に生まれた松川氏は、幼少のころより地域の窯業文化に触れながら育ちました。そののち、武蔵野美術短期大学 教員養成過程に在籍中、当時講師を務めていた陶芸家・松山祐利氏とその作品(花入・夢枕)に出会い、陶工としての道を志します。
 同校在学中に松山祐利氏に師事した後、かつて松山氏の弟子であった神崎紫峰氏を紹介され、その後10年間を神崎氏のもとで内弟子として過ごすこととなります。長きにわたる内弟子生活を終え1990年に独立、岡山県瀬戸内市邑久町に開窯しました。
 備前焼の里に程近いこの場所で、信楽焼の地で学んだ松川氏は地域と伝統の垣根を越えて作陶に挑んでいます。現在も同地に建つ築100年の古民家に奥様そして愛娘と共に暮らしています。2010年は独立20周年という大きな節目にあたり数々の催しが予定されています。

略歴
 
1958
愛知県西尾生まれ
1979
武蔵野美術短大美術科卒
快遊山禅窯 松山祐利氏に師事
神崎紫峰氏の信楽幻窯にて修業
1990
岡山県瀬戸内市に開窯
2000
陶芸文化振興財団奨励賞受賞
2005
瀬戸内市文化協会会員
 
 
個展
 
1993
画廊いのちのつぼ(岡山市)
ギャラリー彩 (’95)(西粟倉氏)
1995
ヤマトヤシキ(’97、’00)(姫路市)
1996
天満屋(’00,’05)(岡山市)
1997
料亭大和(丹波市)
1999
藤田美術館(大阪市)
2000
アートハウスN(’03,’06)(西尾市)
2001
ギャラリー染悟空(〜’03)(川越市)
ギャラリードミンゴ(神戸市)
ギャラリーせいほう(岡山市)
ギャラリー創炎(’04,’06)(東京)
テトラヘドロン(岡山市)
2002
ギャラリー路良(’07)
(名古屋市)高知大丸(’08)(高知市)
福山天満屋(福山市)
今井山荘茶露華(桐生市)
名古屋栄三越 (’08)(名古屋市)
2005
倉敷・中央画廊(’06,’08)(倉敷市)
倉敷天満屋(倉敷市)
加古川ヤマトヤシキ(加古川市)
2006
寒風陶芸会館(瀬戸内市)
2008
大土井正八幡宮(瀬戸内市)

 
counter
counter
+