大土井窯について

 大土井窯は岡山県瀬戸内市邑久町の山間にある、陶工・松川広己によって築かれた穴窯です。「大土井」という名前は、この地域に古くからある地名です。近くにある八幡宮の「大きな鳥居」に由来すると言われています。
 滋賀県信楽焼の地で神崎紫峰氏に師事した松川氏は備前焼の里に程近いこの土地に1990年に移り住みました。備前焼を育んできた風土の中で信楽の土と伝統、そしてこの土地からの恩恵を余すところ無く作陶に注いでいます。
 稲穂が揺れる水田に隣接する工房は、松川氏自身の手によって建てられました。この工房には試作品や量産品の為の灯油窯があります。自宅から裏山へと至る急勾配の山道を10分ほど登ると、山の中腹にある穴窯・大土井窯に辿りつきます。数々のご縁を大切に歩み続けて、この地での作陶人生も早20年という月日が経とうとしています。


 
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